岡山県立岡山操山高校(岡山市中区)で2012年、野球部マネジャーだった2年の男子生徒(当時16歳)が自殺した問題で、県教委は19日、当時の野球部監督だった男性教諭(45)を停職3カ月の懲戒処分とした。
当時の野球部長や県教委の担当職員らも厳重注意などの処分にした。
県教委によると、教諭は日常的に「殺すぞ」などの暴言やパイプ椅子を振り上げるなどの体罰を繰り返し、自殺した生徒にも激しく叱責していた。
こうした行為を「教員という立場を利用したハラスメント」とし、「生徒の自殺という重大な結果になったことを踏まえ総合的に判断した」と処分理由を説明した。教諭は「深く反省している」と話しているという。
操山高校
県立高校であり人間力、学力、社会力の育成を教育目標に掲げています。
普通科のみで通信過程もあり併設で中学校もあります。
偏差値は64で県内では中々の進学校ですね。
野球部の体罰問題
野球部の最近の成績
- 令和3年度 令和3年度秋季岡山県高等学校野球大会東部地区予選 対連合 10対3(8回コールド)勝利
- 対創志学園 5対11 敗退 対邑久 8対1(8回コールド)勝利
- 2位代表決定戦 対西大寺 2対18(5回コールド)敗退
- 令和3年度全国高等学校野球選手権岡山大会 1回戦 対玉野 12対5(7回コールド)勝利
- 2回戦 対就実 0対10(5回コールド)敗退
公立の進学校ながら野球部の成績も最近では中堅ぐらいですかね。
当時の野球部長ら3人については「監督に任せきりにし、不適切な指導を抑止することができなかった」とし、県教委の担当職員4人は「指導や調査が不十分で、遺族が求める第三者委設置に向けた努力を怠った」などとした。
県教委は当初の調査で自殺の原因を「不明」としたが、両親は独自の聞き取りにより教諭の言動を問題視し、第三者委による調査を繰り返し要望。自殺から6年後の18年8月にようやく調査が始まり、今年3月、「自殺の原因は野球部監督の激しい叱責」とする報告書がまとめられていた。
生徒の両親のコメント
- 「処分のあまりの軽さに驚いている。息子を死に追いやった体罰やハラスメント、私たちを9年以上も苦しめてきた県教委や学校の保身行為に対する第三者委判断との問題意識の違いの表れと感じている。私たちは関係職員の処分を再発防止の一環であると考えているが、この程度の処分であれば、今後の再発は避けられないと感じている」
また、県教委が当時の校長や教育長らが既に退職していることから処分の対象外としたことについて
- 「退職すれば在職中の行為の責任は問われないという悪しき事例となることから、断じて許されざる判断であると感じている」
その上で
- 「どうして今回のような処分になったのか、県教委に詳しい説明を求めたい」
とコメントした。
Twitterでは
体罰自殺、野球部監督を停職3か月 遺族「あまりの軽さに驚き」 | 毎日新聞 https://t.co/7A6ZUDIkrE
— 小田奈々 (@hanacono1) November 19, 2021
子供1人殺しておいて退職だと何もないのか…すごいな岡山県
絶対子供育てたくない県のイメージになってる
岡山県民恐るべし。焼き豚恐るべし。
— nekora2520 (@nekora2520) November 19, 2021
そもそも学業不振や素行不良ならともかく、課外の部活動がヘボいからと先生に叱られる筋合いはないわ。
問題の教員が未だに自決していない事が、微塵も反省の無い確証だ。https://t.co/wdSKoC9HXS
岡山・高2自殺「野球部監督の叱責・体罰が原因」 県教委が認めるhttps://t.co/Xk1dJzB8EK
— 全国柔道事故被害者の会 (@judojiko) November 4, 2021
県教委の息のかかった第三者調査委員会ですら教諭の指導と自殺との因果関係を認めたのに、教委はこれまで動かなかった。ヒューマン・ライツ・ウォッチが提唱しているセーフスポーツセンターの設立を強く望む。
まとめ
辛辣な意見もありますね。私自身野球部で高校3年間過ごしてきました。多少叩かれたりはしましたが教育の範囲内だったと思います。暴言や体罰など強い立場の人間がすると子供たちは反抗することがなかなか出来ません。野球部だけでなくこのような事がないように再発防止をしていってほしいですね。
てかあまりにも処分が軽すぎませんか…?
コメント